備忘録
2025/09/11[Thu]
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2020/10/04[Sun]
最近になって自分の性格の癖がわかってきた気がする今日この頃です。
ていうのもついこの前、友達に指摘されたんだよね。君って人付き合いにおいて結構冷静になっちゃうタイプだよねって。
その言葉がきっかけでいままでの交友関係を振り返ってみて、ああわたしってこういうやつだよな、となんとなぁく分析したんですけど。
最初に距離を詰めすぎちゃうんだろうなと思った。
特にSNSで知り合ったひとなんて、すきなものが同じなもんだから、実際に顔合わせるまでに好き率100%くらいになっちゃってるんだよね。
はじめのうちは趣味とかすきなものとかの話題が尽きないし楽しいから、頻繁におしゃべりするし会ったりもするんだけど、そのうちふと、冷静になる期間があるの。べったりだったところから一歩距離を置いて、そのひとのことが本当にすきなのか、もっとずっと一緒にいたいのかを考え始める。
距離を取って冷静になるとさ、そのひとの嫌なところとか、自分と合わないところとかが見えてくるじゃない。そういうのをひとつひとつ挙げていって、許容範囲であればまた少しずつ距離を詰め始めるし、無理だなって思ったらそこで一気に冷めちゃうんだよね。
相手が友達でも恋人でもおんなじことしてるんだよねえこれが。
悪い癖だな、とは思う。一番最初にもう少し距離を取っておけば、ゆっくり仲良くなっていけばいいのに、たぶんしょっぱなからいきなり相手の懐に潜りこもうとしてるのね。
こういうやり方ってきっと相手もいい思いしないだろうなって。最初はすきすき大好きみたいにすり寄ってきてた奴がある日突然距離取って離れていくんだからそりゃそうだ。
その点、推しは嫌なところがわかるほど近いわけでも私生活が透けるほどでもないのでよいですね!距離感ってだいじ!
推しへの愛が深まったところで(?)今日はここまで。
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2020/07/26[Sun]
両親と会って2週間が経ち、両親や少しでも顔を合わせたひとたちにこれといった症状も無くようやく生きた心地がしているわたしです。
ということで7月の第1週目に実家へ帰省しておりました。
コロナ渦巻く東京から田舎へ帰るのはやっぱり気が咎めました。いくら気をつけつつ引きこもり生活してるからって確実に病原菌を持ってないとは言いきれないし、もし家族に移したらと思うとこわかった、とても。
でもうちのパパが帰っておいでって言ってくれたときにぼろぼろ泣いてしまって。これ以上ひとりでがまんしてると近いうちにとち狂って首くくりかねんなって気づいてしまって。一瞬100人切ってた週末に、お言葉に甘えて帰ってしまったの。ほんとは甘えちゃいけないときなんだけど。
地元にいるときはたとえ家のなかであろうとお風呂のときとごはんのとき以外はマスクを外さなくて、ごはんたべてるときも会話を避けて、親と寝る部屋を分けて、できるだけ身体接触を控えて。
正直とてもつらかった。実家なのに、親相手なのに、どうしてこんなに気を遣わなくちゃいけないんだろって。
ただやっぱり、あのとき帰ってよかったなって思った。親の顔を見て、おかえりって言ってもらえて、半年分くらいの会話をして、少なくとも行く前よりは元気になれた気がする。
いま思えばだけど、帰省をあの時期にして正解だったわ。
その次の週くらいから感染者数が100人を超えていまや200人はざらでさ。もう少し収まってからにしようって先送りにしてたらたぶん、ずっと帰れなかったな。
帰る日に駅まで送ってもらったんだけどね。コンコースも駐車場も一杯でさ、ここでぺやって降ろしてくれていいよって言ったら、今日は改札までお見送りしたい、って。いつも駐車場で降ろしてさよならバイバイなのにさ、寂しいの隠してるのが丸わかりのぶっきらぼうな口調で言ったんだよね、パパが。
心配してくれてたんだなあって。このひとはやっぱり父親なんだなあって。なんか急にいろいろこみ上げてしまったよわたしは。
無事に駐車場見つけて切符買ってもまだ名残惜しそうにしてたから、予定の新幹線を一本遅らせて少しだけお茶して。お仕事もほどほどにね、くれぐれも身体には気をつけてねって。これ本来わたしがかけられる言葉じゃんって思いながらも、わたしよりうんとワーカーホリックなパパに言い聞かせて。
改札くぐって振り返って手を振って、電光掲示板確認してホーム行きのエスカレーターに進んでまた振り返って。それでもまだいたんだよね、改札のところに。特に手を振るでもなく。昔より随分と小さく見えるその姿に、ああこのひとも確実に歳を取ってるんだなって。当たり前なんだけどね、急に実感が湧いちゃって、なんだかかなしくなっちゃった。
父親といえば、帰省してるときにぼそっとこぼれた言葉があって。
孫が見てみたい、って言ったんだよね、パパが。なんの流れだったか忘れちゃったんだけど。
母親はよく言うんだよね、孫がほしいって。赤ちゃんとか子供だいすきなひとだからさ。そっちははいはいっていつも流してるし、そういう対応でもべつにそれ以上なんにも返してこないから適当でいいんだけどさ。
パパには結婚とか子供とか言われたことなかったからびっくりしちゃって。
ほしいの?って返したら、なんとなくね、って。たぶん本人もよくわからないまま無意識に呟いちゃったんだろうな、その話はそれきりだった。
さみしいんだと思う、きっと。娘と息子が一度に上京しちゃって、ひとりにしては広い家でただ仕事ばっかりして。せめて猫がいてくれてよかった。
言われたことがなかったぶん、胸にずっと刺さってる。ごめんねって、もうずっと心のなかで謝ってる。
このひとの言葉が、わたしには一番刺さるんだろうな、きっと。
大学のときのゼミの教授が言ってたんだけど、娘と父親はある種、恋愛関係にあるんだって。もちろん例外はあるんだけど、娘が最初に恋をするのは父親だし、父親も娘に愛を抱いてる。父性が大半を占めてるんだけど、そのなかに恋人に向けるような想いが混ざってるのも確からしくてさ。
なるほどな、って、父と離れたいま、すごく実感するんだよね。
母親よりもパパのことを知ってるとは思ってない。知らないことはたくさんある。だけど母親よりも長い時間をパパと過ごしてるし、パパの機嫌だってはかれるし、母親よりも扱いを心得てる。長い時間を過ごすうちになんとなくわたしがお母さんっぽくもなっていって、父親に感じるような愛情とは別に、ああいとおしいなって、思ったりもするんだよね。ふしぎだね。男はいつまでたっても子供ってことなんかな。
そんなこんなでわたしが東京に戻った1週間後に今度は父親が出張で東京に来たので、あたまおかしいんとちゃうの御社、って怒ったらしゅんとしてました。ごめんねパパは悪くないよね。
なのでパパの生存確認するのは来週です。来週まで気が抜けません。コロナってやだね、戦時中みたいだね。
ここまで書いといてなんだけどわたしめちゃくちゃファザコン拗らせてんな。
まあ自覚があるだけマシだなって思いつつ、今日はここまで。
2020/07/08[Wed]
神経質なひとが多いなあって最近思う。いやきっとわたし含めてなんだけど。
今朝もちょっとうーんって思うツイートが目に入っちゃって。こういう生き方してる人って疲れないかなあって感想を抱きまして。
少数派で生きてきて、周囲の偏見や心無い言葉に晒されて生きてきたんだと思う。わたしの想像の及ばないような世界なんだと思う。それは重々承知してる。承知した上で、だけどそういうひとが主張してたり呟いてることって、その偏見を持ってる多数派のひとたちと同じなんじゃなかろうか。
これはずっと前にツイッターで見かけたうろ覚えな出来事なんだけど。
女子高生ふたりの日常をうつした写真展を開くみたいな内容。その文言にたしか、同性に惹かれる高校生時期特有のうんちゃら、みたいなものがあって。それが叩かれてたの、一過性のものとして切り捨てるなって。この文句に、ん?ってなった当時の記憶がよみがえったのね。
たとえばわたしは年上の同性(学校の先生とか)に恋する高校生って図がすきなんだけど。思春期特有の憧れを恋だと誤認してるだけなんだって迷いながらも募る恋心を抑えきれないって作品が大好物なんだけども。
だからといって現実でそういう子に会ったとき、それは恋じゃなくて単なる憧れから来る錯覚だよだなんて言うつもりはない。
わたしが「年上の同性に恋する高校生」がすきっていうのはあくまで作品上の話であって、リアルに持ちこむことではないから。単なる性癖だから。性癖とリアルは違うから。それにわたしだって高校生のとき、国語の先生すきだったし。あれは憧れなんかじゃなく紛れもなく恋だったし。恋じゃなければ担任でもないのに週に何度も理由をつけては会いに行ったりしてないわ(こわい)
なにが言いたいかって、ぼくはこういうのがすき!って作ったものを、こんなの偏見だ!差別だ!って叩くのはおかしいんじゃないかって話。
そんなん、残虐アニメを真似して現実で殺人を犯すひとが出てくるから放送するな、って言ってるひとと同じじゃん。ロリアニメは未成年への性犯罪を助長するとか言ってるひとといっしょじゃん。性癖妄想と現実を混同するひとはなに見せてもどう生きてても罪を犯すときは犯すんだっつーの。
自分が嫌いなものに対して過剰に反応するようになってるんだよね、きっと。
たとえばピーマンが嫌いなことはそのひとの自由だし、ピーマンが嫌いだからって誰かに迷惑かけてるわけでもない。だけど、なんでピーマン嫌いなの!ピーマンは身体にいいしせっかく作ったものを無駄にしないでよ!ピーマンに対する差別よ!って、頼んでもないのにぐいぐい口に押しつけてくるひとがいるから余計に嫌いになっちゃう。
逆に、なんでピーマン好きなのおかしいんじゃないの!わたしがピーマン嫌いなんだからあなたも嫌いになってよ!って、嫌いなら食べなければいい目に入らなければいいのにわざわざ見つけて主張してくるひともいるから、ピーマン嫌いなそのひとのことまで嫌いになっちゃう。
君はピーマン嫌いなんだね、あるいはピーマン好きなんだね、へー。で済ませられる世の中ならいいのに。
みんながみんな同じ考えを持って、すべてを受け入れなければならないんだろうか。そんなのある意味窮屈だな、わたしにとっては。
難しいなあって思いますよ、ほんとに。この世界で生きるのってむずかしい。
来世は人間じゃなくてやっぱり猫になりたいなあと思いつつ、今日はここまで。
2020/06/19[Fri]
(いま現在の最推しに関連するともいえない話)
雨ですこのやろう。いつまで経ってもパークが開きませんこのやろう。
せめてもの癒やしを求めて毎日毎時間推しのSNSを覗いてるんだけど(こわい)、たぶんそんなに筆まめなひとじゃないってのと、恐らくこういう状況だから浮上するほど元気がないってので、ぜんぜん更新されてないのよね。
そろそろ推し不足でしにそうだけども、推しの精神衛生が一番だもんね。はやく推しが心置きなくすきなように歌えますようにって祈る日々です。
推しに対してストーカー働いてるわたしですが、前々から疑問に思ってることがあってね。
推しに関するとあるところで見つけた「cain」って文字がどういう意味なのか、もうずっと考えてる。
英語惰弱人間のわたしが調べた限りでは、cainって単語は人名でしか使われないみたいなんだよね。
一番有名なcainは、アダムとイブの長男カインだそうで。カインは人類ではじめて殺人を犯したんだって。しかも弟殺し。
農耕民だったカインは唯一神のヤハウェに収穫物を捧げたんだけど、ヤハウェはカインの供物には目もくれずに、遊牧民の弟アベルが捧げた羊を気に入ったんだって。その恨みを弟に向けたカインがアベルを殺しちゃったってことみたいなんだけど、まあ詳しくはググってくれ。
そのあとヤハウェに弟がどこにいるか訊かれたアベルが嘘をつくんだけど、これが人類にとって最初の嘘らしい。殺人と嘘、ふたつのはじめてをカインはやってのけたんだって。
推しが弟殺しのカインの話を知っている上でそのIDをつけたのか、それとも全然まったく関係なく初期設定くんにオススメされるまま適当につけたのかはわかんないけども。多分後者の可能性が高いんだけども。恐らく家族には恵まれているひとだろうから俗に言うカインコンプレックスとかではないんだろうけども。
兄弟に対していろんな想いを抱いているであろう推しのIDにcainが含まれているっていう、真偽はどうあれその事実だけでわたしはあと1ヶ月くらい生きていけそうな気がする。推しに迷惑かけない範囲で夢を見るのは自由だからね。
自分きもちわるさ極めてるなあと自覚しつつ、今日はここまで。
2020/06/07[Sun]
https://twitter.com/i/events/1246770513235415041
(これに関するあれそれです)
というわけで77日間書き切った~~自分で始めたこととはいえすごいぞわたしえらいぞわたし頑張ったなわたし~~おうちにいる時間長くなかったら絶対できなかったのでその点だけはありがとう自粛期間。
自分が書いたお話についてあんまり語らないタイプなんだけど、今回の春はたいへん頑張ったし、書いてるうちに思い入れが深まっていったので語ります。よければふーんって聞いてやってください。
せっかくのイースターだし華蝶でなにか書きたいな~ってのが始まり。
2018のナブル期間中も毎日書いてたから2019も、って思ったら仕事が思いのほかきつくて続けられなくなっちゃって、今年こそは、って気持ちでした。
それならうさぴよ期間中の連作にしようってことで、はじめは3月27日から6月12日までのつもりだったの。だけどあのくそコロナ(おくちがわるい)のせいで休園が延びて、イースター開催どころじゃなくなったから。無いならいっそのこと、2018の期間でええやん、って。
「実は人間ではなく蝶だったカルロッタが元の姿にかえる瞬間を目撃してしまったグローリアが春を繰り返す」っていう内容ははじめから決めてた。最初はただただ華蝶ふたりきりの話に終始するつもりだったんだけど、それじゃあ2ヶ月もネタがもたないことに気付いて、それならヒューゴーとオーシャンも巻き込もうって流れになったの。三人とも人外設定にして、その真実を徐々に知っていって困惑しながらも春の先を目指すグローリアにしよう、って。
書き溜めしとけば日々苦労しないじゃん天才~~って気持ちで、最初の12日分くらいは期間前に書いたの。
でも2018初日である3月27日は華が春を繰り返し始めた日の話を持ってきたいな。っていう思い付きから開始日が繰り上がって。これが最初の誤算。なんだかんだで予定日の4日前から始めることになったからそりゃあすぐにストック尽きるわよね。あとわたし書き溜めってできないんだわ、その日にならないと文章が降ってこないんだわ(あほ)
そんなわけで2週間目くらいから最後まで、その日のうちにその日のお話を書くというあほをやらかしておりました。
12日分のネタと、断片的なネタと、大体の流れしか考えてなかったもんだから、その日の内容はその場で考えるかたちだったんだけど。たぶんそれが功を奏して、いろんなキャラが動いてくれたんだよね。
最初はミキフレとかもふズどころか、海錆までこんなに出張る予定じゃなかったもん。ほんとに華蝶ふたりだけの話で完結させようと思ってた。
だけど書いていくうちに、蝶と同じくひとではない海錆も掘り下げていったらいいんじゃないかなって。四人を支えるミキフレやもふズたちも出せばいいんじゃないかなって。途中の末裔たちは個人的趣味で。出演させていったわけで。
そうしていろんなキャラと華をえがき始めたのは40日過ぎたあたりくらいからかな。
その時もまだ、主人公である華をただの人間にするか、それとも人外にするか決めかねてたの。一応両パターンともに出来るように、それまで出したキャラたちのセリフとかはどっちに転んでも大丈夫なふうに書いてたんだけど。
人間だったときのパターンのオチは、実は華はこの春の世界とは違う世界線から来た、っていうのにしようと思ってたの。華がもといた世界の蝶も人外で、そのことを知ってしまった華がどうにかまた蝶に会いたい、ずっと一緒にいたいと願うあまり違う世界線に飛んでしまった、なんて。
でもそうしてしまうと、いまいる世界の華はどこにいってしまったんだとか、もといた世界はどうなってしまうんだって問題が出てくるし、それを解決するほどの文才はわたしにはないので断念しました。ああ文才がほしい。
末裔長女に出会った夜の話のセリフの「ただの人間みたいね、あなた」っていうのはその名残。だって他の世界から来た設定だったらほんとにただの人間だから。
ほんとはこのセリフ変えようかなとも思ったんだけど、でも、春を繰り返すうち華がだれよりも早く人間になっていた、っていう意味合いをこめて、あえてそのままにしたの。華の出自が花か人間かっていうところは悩んでも、今回の春に生きる華はまるきり人間だ、っていうのはもう決まってたのね。
何回か書いた夢のような曖昧な空間の話と、蝶がひとになったときの話、本当は海錆分書くつもりじゃなかったんだよね。
さっきも言ったように海錆まで掘り下げるつもりはなかったから、蝶の夢とか独白書いた時点では海錆のことなんてなにひとつ考えてなかった(ごめんね)
海錆の独白も書こうって決めたのはたぶんいろんなキャラを出し始めたあと。せっかく慣れない三人称で書いてるんだから、いろんなキャラの視点の話があってもいいよねって。おかげで華蝶以外の奥行きも広がったように感じるからほんと出張ってくれてありがとう海錆。
華を人外に確定したのは50日目くらい。華が主体の夢の空間にようやくスタァの姿を登場させた回あたりかな。元からただの人間よりも、あの三人と同じくひとではないのにそれでもひとに憧れて春を繰り返しているほうが、三人をより説得できるなあなんて考えたんだと思う(曖昧)
自分が書いたもののはずなのにこれだけ曖昧なのは、わたしの意図しない方向に物語が動いたからなんだよね。
よく、キャラが勝手に動く、っていうじゃない。ほんとにそれ。書き始めたのも内容を決めたのもわたしのはずなのに、気付けばみんな思い思いに行動しちゃってた。なんかもうみんなほんとに存在するみたいに勝手に悩んでくれてた。わたしはなんとか言葉引っ張り出して文字に起こしただけ、って感覚。文字書きの端くれのくせになにいっちょまえなこと言ってんだって感じだけどね、実際そうだったんだもの。
そんなわけでいろんなキャラがすきなように動いてくれて、だけどハッと思い出したのが69日目。ヒューゴーの独白を書く前日。
あれ…ナブル出演メンバーのうちスティッチだけ出してないやん…ルー子とかジェラ坊とか何度も出してる場合とちゃうやん…ここらで出しとこ…(スティッチすまんな)
なんで全員出すことにこだわったかって、76日目のナブル最終日、つまり2018に繋げたかったから。今回の春のラストに2018の展開を持ってこようっていうのは、わりと最初のほうから決めてたの。それならいろんなキャラ出しとかないと衣装交換とかする過程に至らないよねって考えもあってキャラ総出演させました。あやうくひとりだけ仲間外れにするとこだったわ。
そういえば、連作開始前から、こういうこと言わせたいなってセリフがあって。
73日目、6月3日かな、カルロッタがようやく自分の願いを言う回での華のセリフ。
「あなたは夏を、秋を、冬を、そうして春を。めぐる季節をわたくしだけはどうか自由に生きられるようにと願ったけれど。でもね、わたくしはいやなの。あなたと、あなたたち三人と一緒じゃなきゃいやなの。もうひとりはいやなの。だから諦めないでよ。願いなさいよ。この先を。わたくしとともに生きたいって、ねえ」
ついったの下書きに残してたセリフ。きっとこれが、この物語のすべてなんだと思う。華はただひとりで生きるだけじゃいやだったんだよね。蝶と、海と、錆と。もちろん他のひとも。みんなでいろんな季節を生きていたかったんだよ。
下書きに投げたままあやうく忘れそうになってたけども。思い出してよかった。
ラストは本当に直前まで迷ってた。なんなら今日のお昼くらいまで悩んでた。
四人が春を乗り越えてその先をひととして生きるか、それとも願い叶わずまた春を繰り返すか。
シリアス好きのわたしはいつもなら迷わず春を繰り返してたんだけど。でも書いていくうちに、それは違うなって。ひととして全力で春のその先を願った彼女たちが行き着くところはきっとバッドエンドじゃないなって。だって華は大切なひととのハッピーエンドのために行動してたんだもの。みんなが好き勝手動いてくれてたのは新しい季節を迎えるためだったんだもの。
そんなわけでなんとかハッピーエンドに漕ぎつけました。やったね。諦めないでくれてありがとう華。
もちろんエンドではなくて、ラストのタイトルとかにもある通りずっと春夏秋冬をめぐっていくんだけどね。これから先も迷ったり悩むことはあるんだろうけど、だけどみんなが一緒だからきっと正しい方向に進んでいけるだろうなって思います。
長々と語り過ぎた。それだけわたしも迷って悩みながらも楽しく書いたお話たちでした。
最後になりましたが、77日間読んでくれたひとたち、ふぁぼしたり感想送ってくれたひとたち、こんな語りとも言えないぐだぐだ文章に最後まで付き合ってくれたひとたち、たいへんありがとうございます。
まだ春も秋もあほみたいに書き殴っていくと思いますが、生温かくお付き合いいただければ幸いです。よろしくね。
秋の末裔たちの連作もしてみたいなあと思いつつ、今日はここまで。
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