備忘録
2025/09/13[Sat]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
2020/06/07[Sun]
https://twitter.com/i/events/1246770513235415041
(これに関するあれそれです)
というわけで77日間書き切った~~自分で始めたこととはいえすごいぞわたしえらいぞわたし頑張ったなわたし~~おうちにいる時間長くなかったら絶対できなかったのでその点だけはありがとう自粛期間。
自分が書いたお話についてあんまり語らないタイプなんだけど、今回の春はたいへん頑張ったし、書いてるうちに思い入れが深まっていったので語ります。よければふーんって聞いてやってください。
せっかくのイースターだし華蝶でなにか書きたいな~ってのが始まり。
2018のナブル期間中も毎日書いてたから2019も、って思ったら仕事が思いのほかきつくて続けられなくなっちゃって、今年こそは、って気持ちでした。
それならうさぴよ期間中の連作にしようってことで、はじめは3月27日から6月12日までのつもりだったの。だけどあのくそコロナ(おくちがわるい)のせいで休園が延びて、イースター開催どころじゃなくなったから。無いならいっそのこと、2018の期間でええやん、って。
「実は人間ではなく蝶だったカルロッタが元の姿にかえる瞬間を目撃してしまったグローリアが春を繰り返す」っていう内容ははじめから決めてた。最初はただただ華蝶ふたりきりの話に終始するつもりだったんだけど、それじゃあ2ヶ月もネタがもたないことに気付いて、それならヒューゴーとオーシャンも巻き込もうって流れになったの。三人とも人外設定にして、その真実を徐々に知っていって困惑しながらも春の先を目指すグローリアにしよう、って。
書き溜めしとけば日々苦労しないじゃん天才~~って気持ちで、最初の12日分くらいは期間前に書いたの。
でも2018初日である3月27日は華が春を繰り返し始めた日の話を持ってきたいな。っていう思い付きから開始日が繰り上がって。これが最初の誤算。なんだかんだで予定日の4日前から始めることになったからそりゃあすぐにストック尽きるわよね。あとわたし書き溜めってできないんだわ、その日にならないと文章が降ってこないんだわ(あほ)
そんなわけで2週間目くらいから最後まで、その日のうちにその日のお話を書くというあほをやらかしておりました。
12日分のネタと、断片的なネタと、大体の流れしか考えてなかったもんだから、その日の内容はその場で考えるかたちだったんだけど。たぶんそれが功を奏して、いろんなキャラが動いてくれたんだよね。
最初はミキフレとかもふズどころか、海錆までこんなに出張る予定じゃなかったもん。ほんとに華蝶ふたりだけの話で完結させようと思ってた。
だけど書いていくうちに、蝶と同じくひとではない海錆も掘り下げていったらいいんじゃないかなって。四人を支えるミキフレやもふズたちも出せばいいんじゃないかなって。途中の末裔たちは個人的趣味で。出演させていったわけで。
そうしていろんなキャラと華をえがき始めたのは40日過ぎたあたりくらいからかな。
その時もまだ、主人公である華をただの人間にするか、それとも人外にするか決めかねてたの。一応両パターンともに出来るように、それまで出したキャラたちのセリフとかはどっちに転んでも大丈夫なふうに書いてたんだけど。
人間だったときのパターンのオチは、実は華はこの春の世界とは違う世界線から来た、っていうのにしようと思ってたの。華がもといた世界の蝶も人外で、そのことを知ってしまった華がどうにかまた蝶に会いたい、ずっと一緒にいたいと願うあまり違う世界線に飛んでしまった、なんて。
でもそうしてしまうと、いまいる世界の華はどこにいってしまったんだとか、もといた世界はどうなってしまうんだって問題が出てくるし、それを解決するほどの文才はわたしにはないので断念しました。ああ文才がほしい。
末裔長女に出会った夜の話のセリフの「ただの人間みたいね、あなた」っていうのはその名残。だって他の世界から来た設定だったらほんとにただの人間だから。
ほんとはこのセリフ変えようかなとも思ったんだけど、でも、春を繰り返すうち華がだれよりも早く人間になっていた、っていう意味合いをこめて、あえてそのままにしたの。華の出自が花か人間かっていうところは悩んでも、今回の春に生きる華はまるきり人間だ、っていうのはもう決まってたのね。
何回か書いた夢のような曖昧な空間の話と、蝶がひとになったときの話、本当は海錆分書くつもりじゃなかったんだよね。
さっきも言ったように海錆まで掘り下げるつもりはなかったから、蝶の夢とか独白書いた時点では海錆のことなんてなにひとつ考えてなかった(ごめんね)
海錆の独白も書こうって決めたのはたぶんいろんなキャラを出し始めたあと。せっかく慣れない三人称で書いてるんだから、いろんなキャラの視点の話があってもいいよねって。おかげで華蝶以外の奥行きも広がったように感じるからほんと出張ってくれてありがとう海錆。
華を人外に確定したのは50日目くらい。華が主体の夢の空間にようやくスタァの姿を登場させた回あたりかな。元からただの人間よりも、あの三人と同じくひとではないのにそれでもひとに憧れて春を繰り返しているほうが、三人をより説得できるなあなんて考えたんだと思う(曖昧)
自分が書いたもののはずなのにこれだけ曖昧なのは、わたしの意図しない方向に物語が動いたからなんだよね。
よく、キャラが勝手に動く、っていうじゃない。ほんとにそれ。書き始めたのも内容を決めたのもわたしのはずなのに、気付けばみんな思い思いに行動しちゃってた。なんかもうみんなほんとに存在するみたいに勝手に悩んでくれてた。わたしはなんとか言葉引っ張り出して文字に起こしただけ、って感覚。文字書きの端くれのくせになにいっちょまえなこと言ってんだって感じだけどね、実際そうだったんだもの。
そんなわけでいろんなキャラがすきなように動いてくれて、だけどハッと思い出したのが69日目。ヒューゴーの独白を書く前日。
あれ…ナブル出演メンバーのうちスティッチだけ出してないやん…ルー子とかジェラ坊とか何度も出してる場合とちゃうやん…ここらで出しとこ…(スティッチすまんな)
なんで全員出すことにこだわったかって、76日目のナブル最終日、つまり2018に繋げたかったから。今回の春のラストに2018の展開を持ってこようっていうのは、わりと最初のほうから決めてたの。それならいろんなキャラ出しとかないと衣装交換とかする過程に至らないよねって考えもあってキャラ総出演させました。あやうくひとりだけ仲間外れにするとこだったわ。
そういえば、連作開始前から、こういうこと言わせたいなってセリフがあって。
73日目、6月3日かな、カルロッタがようやく自分の願いを言う回での華のセリフ。
「あなたは夏を、秋を、冬を、そうして春を。めぐる季節をわたくしだけはどうか自由に生きられるようにと願ったけれど。でもね、わたくしはいやなの。あなたと、あなたたち三人と一緒じゃなきゃいやなの。もうひとりはいやなの。だから諦めないでよ。願いなさいよ。この先を。わたくしとともに生きたいって、ねえ」
ついったの下書きに残してたセリフ。きっとこれが、この物語のすべてなんだと思う。華はただひとりで生きるだけじゃいやだったんだよね。蝶と、海と、錆と。もちろん他のひとも。みんなでいろんな季節を生きていたかったんだよ。
下書きに投げたままあやうく忘れそうになってたけども。思い出してよかった。
ラストは本当に直前まで迷ってた。なんなら今日のお昼くらいまで悩んでた。
四人が春を乗り越えてその先をひととして生きるか、それとも願い叶わずまた春を繰り返すか。
シリアス好きのわたしはいつもなら迷わず春を繰り返してたんだけど。でも書いていくうちに、それは違うなって。ひととして全力で春のその先を願った彼女たちが行き着くところはきっとバッドエンドじゃないなって。だって華は大切なひととのハッピーエンドのために行動してたんだもの。みんなが好き勝手動いてくれてたのは新しい季節を迎えるためだったんだもの。
そんなわけでなんとかハッピーエンドに漕ぎつけました。やったね。諦めないでくれてありがとう華。
もちろんエンドではなくて、ラストのタイトルとかにもある通りずっと春夏秋冬をめぐっていくんだけどね。これから先も迷ったり悩むことはあるんだろうけど、だけどみんなが一緒だからきっと正しい方向に進んでいけるだろうなって思います。
長々と語り過ぎた。それだけわたしも迷って悩みながらも楽しく書いたお話たちでした。
最後になりましたが、77日間読んでくれたひとたち、ふぁぼしたり感想送ってくれたひとたち、こんな語りとも言えないぐだぐだ文章に最後まで付き合ってくれたひとたち、たいへんありがとうございます。
まだ春も秋もあほみたいに書き殴っていくと思いますが、生温かくお付き合いいただければ幸いです。よろしくね。
秋の末裔たちの連作もしてみたいなあと思いつつ、今日はここまで。
PR
<<推しの話。
HOME
大人の話。>>
Category
雑記(41)
未選択(1)
Archive
202501(1)
202406(1)
202306(1)
202112(1)
202104(1)
忍者ブログ
[PR]